09.Apr.2026
隣にいる誰かと生き抜くために。障がいがある方と考える「これからの防災訓練
こんにちは、まもるんパンスタッフです♪
4月も2週目に入り、新しい職場や学校、
そして新しいご近所さんの顔ぶれが少しずつ見えてきた頃でしょうか。
「お隣さんは、耳が少し不自由なのかな」
そんな気づきは、実はとても大切な「防災の第一歩」です。
そして、災害が起きたとき、
最も大きな壁になるのは、実は「環境の急変」そのものです。
「いつもの場所」ではない避難所。
「いつもの味」ではない非常食。
「いつもの手順」ではない避難行動。
これらの「いつもの」が失われることは、
特性を持つ方にとって想像以上のストレスとなり、
時に命に関わるパニックや体調不良を引き起こす原因にもなります。
だからこそ、私たちが今できる最高の備えは、
「日常の中に、さりげなく防災を忍ばせておくこと」です。
障がいがある方にとっての最適な防災バッグの考え方から、
食べ慣れた味で「もしも」の抵抗感をなくす食事術まで。
1. 防災バッグは「安心のポータブル版」である

一般的に推奨される「持ち出し袋」の中身だけでは、
「もしも」の安心は守りきれません。
1-1. 「いつもの自分」を取り戻すためのアイテム
障がいがある方の防災バッグには、
命を守る道具とともに「心を落ち着かせる道具」を最優先で入れましょう。
感覚過敏がある方:
使い慣れたイヤーマフや、遮光性の高いアイマスク、
ノイズキャンセリングイヤホン。
こだわりがある方:
お気に入りのぬいぐるみ、特定の感触のタオル、いつも読んでいる本。
情報の理解に時間がかかる方:
次の行動を視覚的に示す「絵カード」や、スケジュール表。
避難所という刺激の多い場所で、
「これを手にすればいつもの自分に戻れる」というアンカー(錨)になるものを、
必ず忍ばせておいてください。
1-2. 医療・ケア用品の「予備の予備」
常用している薬はもちろんですが、
お薬手帳のコピー、装具の予備、
特定のメーカーでないと使えない衛生用品(おむつやカテーテルなど)は、
最低でも1週間分はバッグに入れておきましょう。
災害時は「代わりのもの」が手に入りません。
「これじゃないとダメ」というこだわりは、
わがままではなく、その方にとっての「生きるための条件」です。
ご家族が「これさえあれば、とりあえず数日はしのげる」
と確信できるセットを作っておくことが、
ケアラー自身の心の余裕にも繋がります。
2. 「非常食」への抵抗感を、日常の中でなくしていく

災害時に「食べられるものがない」という事態を
避けるための、最も効果的な方法です。
2-1. 「日常の食卓」に非常食を1品混ぜる
いざという時に初めてアルファ米や缶詰を出しても、
食感や匂いの違いから拒否反応を示してしまうことがあります。
そこで、月に一度や二度、「今日は防災ごはんの日」と決めて、
普段のおかずの中に非常食を1品だけ混ぜてみましょう。
「このご飯、少しパラパラするけど味は好きかも」
「この缶詰なら食べられるね」
そんな会話をしながら
日常の中で「食べ慣れた味」にしておくこと。
これが、災害時の「食のパニック」を防ぐ
安心に繋がります。
2-2. 「いつも食べているもの」を多めに買うだけの備蓄
特別な非常食を揃える必要はありません。
お気に入りのレトルトカレー、
特定のブランドのゼリー飲料、いつも飲んでいるジュース。
これらを少し多めに買い置きし、
古いものから食べて買い足す「ローリングストック」を徹底しましょう。
「避難所でも、家でいつも食べているこれがある」という事実は、
障がいがある方にとっても心の拠り所になるかもしれません。
3. 避難ルートの「予習」がパニックを未然に防ぐ

見通しが立たないことが、最大の不安要素です。
3-1. 散歩のふりをして避難所へ
「訓練」と銘打つと緊張してしまう場合は、
天気の良い日に「新しいお散歩コース」として避難所まで歩いてみましょう。
道中の段差、車椅子の通りやすさ、
大きな音が鳴りそうな場所を確認します。
避難所の入り口まで行き、「ここは雨の時に雨宿りする場所だよ」といった具合に、
ポジティブなイメージを重ねておくことが大切です。
3-2. ヘルプカードの「更新」を家族イベントに
ヘルプカードには、
最新の状況(今の好物、今の苦手なもの、最新の薬)が反映されていますか?
4月のこの時期に、家族でカードの内容を見直しましょう。
「最近はこれが好きだよね」
「この伝え方の方が分かりやすいかな」と話し合う時間は、
ご家族が障がい特性を再確認し、絆を深める「温かな防災会議」になります。
4. ケアラー自身の「限界」を想定しておく

共倒れを防ぐために、あえて「頼る」ことを備えに入れます。
4-1. 近隣の方へ「さりげなく」特性を伝えておく
「障がいがある」と大々的に告白する必要はありません。
「大きな音が苦手なので、驚いて声を出しちゃうことがあるんです」
「急に走り出すことがあるので、見かけたら教えてください」
そんな「具体的な特徴」と「その時の対応」を
1人でも2人でも近所の方に伝えておくだけで、
避難所での孤立を防ぐことができます。
4-2. 複数の避難先をリストアップする
一般の避難所に行くことだけが正解ではありません。
車中泊が可能な場所、親戚の家、
あるいは福祉避難所として指定されている施設。
「ここがダメなら、あっちへ行こう」というプランB、
プランCを持っておくことが、ケアラーの心の守りになります。
5. 心の防災:完璧を目指さない「ゆるい備え」

「万が一のために、もっと完璧に備えなきゃ」
と自分を追い込まないでください。
5-1. 「日常」が一番の防災訓練
毎日笑顔で食事をし、安心して眠る。
その積み重ねこそが、災害時の回復力を作ります。
特別なことはできなくても、
今日お気に入りのご飯をおいしく食べたなら、
それは立派な「食の備え」の一歩です。
5-2. 優しさを循環させる挨拶
まもるんパンが繰り返しお伝えしている「挨拶」。
新生活で出会った人たちに、
「よろしくお願いします」の気持ちを込めて挨拶を交わす。
その一歩が、いざという時にあなたのご家族を
「あそこのお家の人だね」と見守ってくれる、
目に見えないバリアフリーの壁を作ってくれるはずです。
まとめ
障がいがある方と暮らす日々の中には、
すでに多くの「工夫」と「知恵」が溢れているはずです。
防災とは、その延長線上にあるもの。
特別な非常食ではなく、食べ慣れた味。
特別な訓練ではなく、いつもの散歩。
「日常」を少しだけ広げて、「もしも」の時の安心を繋いでいく。そんな、ご家族らしい「ゆるくて強い」備えを、まもるんパンは心から応援しています。
災害時の備蓄食として注目されているのが「まもるんパン」♪

缶に入ったソフトなパンで、2年の長期保存が可能なため、非常時の安心につながります。
しっとりとした食感で小さなお子様や高齢者の方にも適しています。
まもるんパンは、日常生活の中で無理なく備蓄できる「ローリングストック」を推奨しています。
ローリングストックとは、備蓄 → 食べる → 買い足す を繰り返すことで、いつでも新しい食品が家にそろっている状態を保つ防災方法です。
賞味期限切れを防げるだけでなく、「食べ慣れたものを非常時に食べられる」という大きな安心にもつながります。
災害時はストレスや不安で食欲が落ちることもありますが、甘みのあるまもるんパンは気持ちを和らげる効果も期待できます。
また、開封後すぐに食べられるため調理不要で便利。
日常生活でのおやつやアウトドアにも活用できるため、「もしも」に備えるだけでなく「いつも」にも役立ちます。
家庭の防災備蓄として、ぜひまもるんパンを取り入れてみてください!

