08.Oct.2026

常温保存できる食品とは?防災備蓄に向いている食べ物を解説

こんにちは、まもるんパンスタッフです♪

「常温で保存できる食品って、どんなものがある?」
「冷蔵庫に入れなくてもいい食べ物を備蓄しておきたい」
「防災用なら、どんな常温保存食品を選べばいい?」

そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

缶詰やレトルト食品、乾物など、冷蔵・冷凍しなくても保存できる食品は普段の生活でも便利ですが、実は災害時の家庭備蓄とも非常に相性がよい食品です。

停電が起きれば、冷蔵庫や冷凍庫もいつも通りには使えません。

そんなときにも食べられる食品を普段から備えておけば、もしもの時の食事を確保しやすくなります。

ただし、「常温保存できる=何でも防災備蓄に向いている」というわけではありません。

この記事では、常温保存できる食品の種類から、防災備蓄に向いている食べ物の選び方、必要な量、無理なく備蓄を続ける方法までわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 常温保存できる食品にはどんなものがあるのか
  • 防災備蓄に向いている常温保存食品の選び方
  • 何日分を備えればいいのか、無理なく続ける方法

常温保存できる食品とは?

常温保存できる食品とは、基本的に冷蔵庫や冷凍庫に入れず、商品に表示された保存方法に従って常温で保管できる食品のことです。

缶詰、乾物、レトルト食品、お米など、私たちが普段から食べているものにもたくさんあります。

冷蔵庫のスペースを使わずに保管できるため、日常のストックはもちろん、停電などを想定した防災備蓄にも取り入れやすいのが特徴です。

「常温=どんな場所でもOK」ではない

ここで注意したいのが、常温保存できるからといって、家のどこに置いてもよいわけではないことです。

食品によって適切な保存方法は異なり、直射日光や高温多湿を避ける必要がある商品も多くあります。

特に夏場の車内や直射日光が当たる窓際などは非常に高温になることがあるため、食品の保管場所には向きません。

必ず商品の保存方法を確認する

同じように見える食品でも、商品によって「常温保存」「要冷蔵」「開封後は冷蔵」など条件が異なります。

常温保存できるかどうかは自己判断せず、パッケージに記載されている保存方法を確認しましょう。開封後は保存条件が変わる商品にも注意が必要です。

常温保存できる食品一覧|防災備蓄にもおすすめ

では、実際にどんな食べ物を常温で備蓄できるのでしょうか。

スーパーなどで購入しやすいものを中心に見ていきましょう。

① 缶詰

  • ツナ缶
  • サバ缶
  • 焼き鳥など肉類の缶詰
  • 豆類の缶詰
  • 果物の缶詰
  • パンの缶詰

缶詰は常温保存しやすく、商品によっては開封してそのまま食べられるため、防災備蓄でも使いやすい食品です。

魚や肉の缶詰なら、災害時に不足しやすい食事のバリエーションを増やし、たんぱく質を取り入れる選択肢にもなります。

② レトルト食品

  • カレー
  • 丼の具
  • パスタソース
  • スープ
  • パウチ惣菜

レトルト食品も家庭備蓄に取り入れやすい食品です。

ただし、商品によって調理方法は異なります。

防災用として購入するときは、常温保存できるかだけでなく、温めずに食べられる商品なのか、加熱が必要なのかも確認しておきましょう。

③ 乾物・乾麺

  • パスタ
  • そうめん
  • うどん・そばなどの乾麺
  • 乾燥わかめ
  • 切り干し大根
  • 海苔

乾物や乾麺は日常でも使いやすく、ローリングストックに取り入れやすい食品です。

一方、乾麺などは調理に水や熱源を必要とします。

常温保存しやすいからといって乾麺だけを大量に備えるのではなく、調理不要の食品と組み合わせておくと安心です。

④ 米・パックご飯・アルファ化米

お米も家庭備蓄の主食として活用できます。

さらに、商品ごとの保存方法を確認したうえで、パックご飯やアルファ化米などを組み合わせれば、主食の選択肢を増やせます。

ただし、お米は炊飯に水と熱源が必要で、アルファ化米も商品によって水やお湯が必要です。

「保存できるか」だけではなく、災害時にどうやって食べるのかまで考えて選びましょう。

⑤ シリアル・栄養補助食品

シリアルや常温保存可能な栄養補助食品も、商品によっては備蓄に取り入れられます。

特に、そのまま食べられるタイプなら、停電・断水で調理できないときの選択肢になります。

⑥ お菓子・ドライフルーツ

  • ビスケット
  • せんべい
  • ようかん
  • チョコレート
  • ドライフルーツ

「防災なのにお菓子?」と思うかもしれませんが、農林水産省の食品ストックガイドでも、菓子類や嗜好品は備蓄食品の選択肢として紹介されています。

特に子どもがいる家庭では、普段から食べ慣れている好きなものを備えておくことも大切です。

⑦ 長期保存できるパン

長期保存できるパンも、常温備蓄の主食として活用できます。

缶入りなど常温で保存できる商品であれば、冷蔵庫のスペースを使わず備蓄できます。

さらに、水や加熱を必要とせずそのまま食べられるタイプなら、停電・断水時にも便利です。

⑧ 調味料・その他の食品

  • 塩・砂糖
  • しょうゆ・みそなどの商品
  • ジャム・はちみつ
  • ふりかけ
  • インスタントスープ・みそ汁

調味料やご飯のお供があると、同じような食事が続いたときにも味に変化をつけやすくなります。

ただし、開封後に要冷蔵となる商品もあるため、必ず保存表示を確認してください。

防災備蓄に向いている常温保存食品の選び方5つ

ここまで見ると、常温保存できる食品は意外と多いことがわかります。

では、防災備蓄として選ぶなら何を基準にすればよいのでしょうか。

  • ① 賞味期限・保存期間を確認する
  • ② 調理せず食べられるものも入れる
  • ③ 家族が普段から食べられるものを選ぶ
  • ④ 主食・主菜・副菜を組み合わせる
  • ⑤ 家族構成に合わせる

① 賞味期限・保存期間を確認する

常温保存できる食品でも、保存できる期間は商品によって異なります。

購入時には賞味期限を確認し、いつまでに食べるか把握しておきましょう。

② 調理せず食べられるものも入れる

防災備蓄では、保存期間と同じくらい「どうやって食べるか」が重要です。

水や加熱が必要な食品だけでは、ライフラインが止まったときに困る可能性があります。

缶詰や長期保存パンなど、そのまま食べられるものも組み合わせましょう。

③ 家族が普段から食べられるものを選ぶ

長く保存できても、家族が食べたくない食品ばかりでは、賞味期限が近づいたときの消費に困ってしまいます。

「非常時に食べられるか」だけではなく、「今日でも食べたいか」という視点で選ぶと、ローリングストックしやすくなります。

④ 主食・主菜・副菜を組み合わせる

災害時は、ご飯やパン、麺類など炭水化物中心の食事になりやすいため、缶詰などの主菜や、野菜・果物を補える食品も組み合わせておきましょう。

農林水産省でも、備蓄食品は栄養バランスや使い勝手、家族の人数・好みに応じて選ぶことが大切だとしています。

⑤ 家族構成に合わせる

乳幼児、高齢者、食物アレルギーがある方などがいる家庭では、それぞれに合った食品を準備しておく必要があります。

特に代替品を簡単に購入できない食品は、平常時から余裕を持って備えておきましょう。

常温保存食品は防災用に何日分備える?

「何を買うか」が決まったら、次に考えたいのが「どのくらい備えるか」です。

最低3日分、できれば1週間分×人数分

農林水産省では、食品の家庭備蓄について、最低3日分から1週間分×家族の人数分を備えることが望ましいとしています。

大規模な災害では、支援物資がすぐに届かなかったり、物流の停止によってスーパーやコンビニで食品を購入できなかったりする可能性があるためです。

まずは3日分を用意し、普段の買い物で少しずつ増やしながら1週間分を目指すと、備蓄初心者でも取り組みやすくなります。

※必要な食料の量については、「非常食は何日分必要?」の記事でも家族人数別に詳しく解説しています。

水も1人1日約3Lを目安に

食品と一緒に忘れてはいけないのが水です。

農林水産省が示している家庭備蓄例では、飲料水と調理用水を合わせて1人1日おおよそ3L程度が目安です。

食べ物だけを準備して「よし、防災完璧!」と安心する前に、水の備蓄も確認しておきましょう。

停電・断水時は「そのまま食べられる食品」が役立つ

防災備蓄で見落としやすいのが、「常温保存できること」と「災害時にすぐ食べられること」は別だという点です。

常温保存できても調理できるとは限らない

たとえば、お米、パスタ、乾麺などは常温で備蓄できます。

しかし、食べるためには水や熱源が必要です。

災害によって断水・停電・ガス停止が同時に起きれば、「食品はたくさんあるのに食べられない」という状況も考えられます。

調理不要食品を組み合わせる

そこで、備蓄の一部には、

  • 水を使わない
  • 加熱しなくても食べられる
  • 開封すればそのまま食べられる
  • 食器や調理器具をほとんど使わない

といった食品も取り入れておきましょう。

※断水時の食品選びについては、「断水したら食事はどうする?水を使わず食べられる備蓄食品」の記事でも詳しく紹介しています。

常温保存食品はローリングストックで備えよう

ここまで読んで、

「種類も量も多くて、全部そろえるのは大変そう……」

と思った方もいるかもしれません。

そこでおすすめなのがローリングストックです。

普段の食品を少し多めに買う

ローリングストックとは、普段食べている食品を少し多めに買い置きして、古いものから食べ、食べた分を買い足していく備蓄方法です。

買う → 備える → 食べる → 食べた分を補充する。このサイクルを作れば、特別な「防災の日」を作らなくても日常生活の中で備蓄できます。

農林水産省も、非常食だけではなく、日常で使用して災害時にも使える食品をローリングストックとしてバランスよく備えることを紹介しています。

賞味期限切れを防ぎやすい収納方法

ローリングストックを続けるコツは、備蓄を「しまい込まない」ことです。

普段よく食べるものはキッチンなど取り出しやすい場所へ置き、古い食品を手前、新しく買った食品を奥へ。

箱やケースに賞味期限を書いておくと、管理もしやすくなります。

※ローリングストックの具体的な始め方については、別記事でも詳しく解説しています。

長期保存できるパンも常温備蓄の選択肢

画像の説明文

常温保存食品を防災備蓄に取り入れるなら、主食のひとつとして長期保存できるパンも選択肢になります。

水や加熱なしで食べられる主食

長期保存できる缶入りパンなどは、商品によっては常温で保管でき、開封してそのまま食べられます。

お米や麺類など、水や熱源が必要な主食と組み合わせておけば、停電・断水時にも選べる食事を増やせます。

「保存できる」だけではなく、「今すぐ食べられる」食品も備える。

これが、実際の災害を想定した備蓄のポイントです。

日常でも食べられる備蓄なら続けやすい

まもるんパンも、「もしものために備えながら、普段にもおいしく食べられる」という考え方を大切にしています。

常温で備蓄でき、缶を開ければそのまま食べられるため、停電や断水などで調理が難しいときにも主食の選択肢になります。

そして何事もなければ、普段の食事やおやつとしておいしく食べて、食べた分をまた備える。

これなら「防災のためだけに買った食品が、気づけば賞味期限ギリギリ……」ということも防ぎやすくなります。

「長く保存できる」だけではなく、「そのまま食べられる」「普段からおいしく食べられる」。そんな食品を備蓄に取り入れると、もしもの備えを日常の中で続けやすくなります。

※「在宅避難では実際にどんな食料が必要?」という方は、「在宅避難とは?自宅で過ごすために必要な食料と備え」の記事もあわせてチェックしてみてください。

まとめ|常温保存食品を「日常+防災」で上手に備えよう

常温保存できる食品には、缶詰やレトルト食品、乾物、米、シリアル、お菓子、長期保存パンなど、身近なものがたくさんあります。

  • 商品の保存方法・賞味期限を確認する
  • 最低3日分、できれば1週間分×人数分を目標にする
  • 水や加熱なしで食べられる食品も組み合わせる
  • 主食・主菜・副菜をバランスよく備える
  • 普段から食べる食品をローリングストックする

最初から「1週間分の非常食を全部そろえよう!」とすると、少し大変に感じるかもしれません。

まずは、いつもの買い物で缶詰をひとつ多く買う。レトルト食品を数食分ストックする。そのまま食べられる主食を追加する。

それだけでも、家庭の備蓄は一歩前に進みます。

そして、賞味期限が近づいたら家族でおいしく食べて、また新しいものを備える。

「もしものためだけの食品」ではなく、「いつもの食事にも使える食品」を備えることが、無理なく防災を続けるコツです。

もしもの時も、できるだけいつもに近い食事ができるように。常温で保存できて、そのままおいしく食べられるものを、毎日の暮らしの中から少しずつ備えてみてください♪